momohata1988の日記

おじさん投資家の日記

書籍について5

こんにちは、猫畑です。f:id:momohata1988:20210808104056j:plain


今回は、「嫌われる勇気」を読みましたので、紹介します。結構難しかったので、何回も読まないと理解できていないかもしれません。。


アドラー心理学について、哲人と青年の対話形式で書かれています。


アドラー心理学では、全ての悩みは対人関係の悩みであるとして、解決のために「課題の分離」と「目的論」の2つをあげています。


「課題の分離」とは

ある悩みがあった時、これは誰の課題かという視点で、自分の課題と他者の課題を分離する。

具体的に言うと、誰かにアドバイスをする時、アドバイスに従わないとイライラしたりするかもしれませんが、課題が分離すると、「アドバイスをする」と「アドバイスを実行する」に分離でき、アドバイスをした時点で、課題は達成されており、アドバイスを実行するかどうかは他者の課題なのです。

例として、馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできないとしています。


課題の分離が出来ないと、他者の評価でしか自分の存在価値を認めることができません。他者の人生を生きることになります。


最終的な目標は共同体感覚を持つ事です(この辺は長くなるので割愛)。共同体感覚とは、他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることです(難しい…)。


「目的論」とは


何か問題がある時、問題が発生しているのは、何らかを目的として発生させているという考え方です。


例えば、家に引きこもって働かない若者がいるとします。


目的論とは真逆の考え方である原因論では、過去にイジメなどのトラウマがあって、引きこもっていると考えます。だから働けないのだと。トラウマを取り除かない限り状況は変わらないのだと。


しかし、イジメがあった人全員が引きこもっているわけではありません。そこから、目的論では、引きこもっているのは、何か目的があるのだろうと考えます。例えば、引きこもっている限り、親の注意が自分に向いている、つまり親の注目を自分に向けるために引きこもっていると考えます。


何か原因があって、現在の悩み・問題があるのではなく、

何か目的があって、現在の悩み・問題を作り出しているというのです。


悩んでいる本人にとっては辛辣に感じるかもしれませんが、実は全ての問題が解決できるという事でもあるのです(この辺も難しい…)。



うまく説明できた気がしませんが、現代社会を生きる上で、非常に重要で不可欠な考え方だと思いました。また読み返したいと思いました。


それでは。